「土を用いなければ、そうした問題からも解放される。植物が生育するための必要条件は『水・空気・土・太陽光』だが、そもそも植物は進化の過程で陸に上がってきたもので、本来は、水・空気・養分・太陽光があれば成長する。土は植物を支えたり刺激を与えたりする役目を果たしているだけで不可欠というわけではない。だとしたら、土壌の問題は水耕栽培を極めることで解決できるのではないか」 --- そう考えた開発者「山根正義」は、試行錯誤を経て無農薬・天然ミネラル・有機酸による循環養液栽培システムを確立。現在では 20種以上の野菜が出荷できるようになりました。

発想の転換で土から解放されたヤマネ式。野菜の棲家(すみか)・ふるさとともいえる「土」から離れるのはちょっと寂しい気がしないでもありませんが、私たちの野菜を食べた人は「昔の野菜の味がする」と褒めてくれます。